ビックカメラ<3048>
2009/1/16
「過年度決算の訂正に伴う影響額について」「当社株式の監理銘柄(審査中)指定に関するお知らせ」>>
当社と豊島企画との合算でのリスク負担割合は5%を超過しておりましたことから、本件流動化については売却処理でなく金融取引処理で処理することが適切と判断して、平成14年8月に遡り不動産を資産計上(オンバランス処理)することとしました。
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株式会社豊島企画は連結財務諸表作成初年度において重要性があるため平成16年8月期に遡って、株式会社ラネットおよび株式会社ボーダレスは当該子会社の重要性が高まったことから平成18年8月期に遡って連結子会社とすることにいたしました。
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「特別目的会社を活用した不動産流動化に係る譲渡人の会計処理に関する実務指針(会計制度委員会報告第15号)」
よみがえるトラウマ(苦笑)
平成15年前後はこれがテーマになってましたね、懐かしい。。。
どこぞの銀行なんぞが、よくもってきてましたよ、うん。
「担当の会計士とご相談ください」
とか提案書には記載している割には、
「あかん」
いうたら、むにゃむにゃ言ってくるアレですな。
一応、提案してくるからには、実務指針はクリアしてもってきているわけですが、
クリアしていればいいってもんでもないだろうに。
!!※!??◇#!!
謎の一行に全ての思いを込めたので、
ヤバイことは書きませんよ(笑)
それはさておきまして、
普通に考えるとこのような案件については、
監査のほうでも相当詰めていると思うんですがね。
監査人も大手なわけですから、あれれ?な印象です。
乗り込んできたのはSESCなわけですが、
ううむ。。。
豊島企画が緊密な者として認定されたわけですか。
とても判断が難しいところなんですけどね、これは。。。
ん~~~
こういったところは大手監査法人は見落とさないのが通常。
そもそも利益インパクト大きいテーマですから、
リスクアプローチ的に逃すわけがない。
ましてや、トピックの会計処理ですもの、
検討も相当加わっていると考えるのが自然。
であれば、会長名義の株を担保に資金借り入れを行っていたとか、
そういう事実が知らされていなかったということですかね?
経営者確認書での確認漏れ???
それにしても、このスキーム持ち込んだ金融機関さんは、
このあたりぐらい詰めていると思うのですが、
今回の件を見てしまうと、ちょっちまずいことになってません?
正直なところ、ビックカメラなんかよりも、そっちがキニナル。
SESCの調査力、恐れ入りました。。。
公募増資も絡んでいるから、二度おいしいといったところですかね。
レベル的にはセーフになった日興コーディアルよりずっと軽いレベル。
故意でなく過失であれば、上場廃止まではいかないと思うんですけどね。
課徴金と改善報告書で手打ちじゃないかなと予想。
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