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DATE: CATEGORY:監査ネタ
オックスホールディングス<2350>

2008/12/5
「当社第9期定時株主総会開催延期、平成20年9月期有価証券報告書提出遅延および当社株式の監理銘柄(確認中)への指定見込みに関するお知らせ」
「平成20年9月期計算書類に対する監査意見不表明に関するお知らせ」

>>
このたび、会社法規定の計算書類の監査において、会計監査人である会計監査人公認会計士桜友共同事務所 公認会計士松渕敏朗、同 尾関高徳両氏は、当社の継続企業の前提である長期借入金による資金調達の可否について、当該監査時点では適正な監査意見を表明するための合理的な基礎を得ることが出来ないと判断いたしました。これにより、会社法第436条第2項第1号および会社法第444条第4項の規定に基づく監査について、監査意見の表明をしない旨の監査報告書を受領いたしました。
>>
>>
今回の監査意見不表明の判断は、計算書類の監査時点(本日受領した平成20年12月5日付監査報告書)におけるものであります。
財務諸表(有価証券報告書)につきましては、現在監査中であり、最終的な監査報告を受領次第、速やかに開示いたします。
>>




最近の記事でも取り上げましたが、
ここでも同様の問題が発生しているわけです。

>>
当該注記に記載されている会社の事業継続は、長期借入金による資金調達に依存しているが会社はその実現又は確約を得るに至っておらず、会社により提示された経営計画等の実行可能性について、十分な心証を得られなかった。このため、私たちは、継続企業の前提として作成されている連結計算書類に対する意見表明のための合理的な基礎を得ることはできなかった。
>>

GC注記を記載する
 ↓
疑義を抱かせる事象又は状況を解消させる施策を監査人検討
 ↓
ようわかりまへん

「不適正意見」ではなく「意見不表明」であることに注意。
監査論的には範囲限定と意見限定があるわけですが、
そのうちGC注記に関する部分は範囲限定なわけです。
(異論があることは知ってますが、とりあえず実務上は)

今回の事例を見てみますと、
「会社により提示された経営計画等の実行可能性について、十分な心証を得られなかった。」
という部分に集約されております。

ただしこれについては会社側見解として、
「当社の継続企業の前提は長期借入金による資金調達の可否に依存していると認識しております。」
「財務諸表(有価証券報告書)につきましては、現在監査中であり、最終的な監査報告を受領次第、速やかに開示いたします。」

長期借入金が成功するかどうかが重要であることを理解しており、
会社法と金商法のタイムラグによって最終適正意見を狙っている、
そういうことなんですよね。
(つまり株主総会はなんとかなるということ)

さらに問題提起をさせていただくと、
監査意見こそないものの、決算短信の段階でのGC注記も課題。
 決算短信→会社法→金商法
といった時系列があるわけでして、最終的に不表明となった場合に、
決算短信などを継続企業で作成してもよいのか?というお話が。
これって、そのうち風説とかいわれるようになるのだろうか?
深い論点的には、決算短信時点では継続企業かどうかわからない、
そんな話もタイミング的にありえるわけで、
景気が厳しい今などは、微妙な問題を含んでおります。


そして思い出してしまった先週木曜日の日経の記事。
どっかに四半期決算短信を分析して、
発表が遅いとか、開示内容が後退しているとか書いてありました。
個人的な意見です、ええあくまでも個人的な意見です、が、
「オハナシニナラナイ」

CFが載らなくなったとか、
セグメントが載らなくなったとか、
ぐだぐだ書いてありましたが、
「記事にするだけなら楽でいいですなぁ」
としか思えませんでしたね。

これらは、BS・PLが固まった後に作成するわけであって、
そもそも30日開示で開示しようとしたらしんどいわけですよ。
発表用資料を印刷しようとしたならば、2日前には原稿確定ですから、
28日には仕上がっていないといけない。
 単体決算 → 連結決算 → CF・セグメント・注記
という流れが一般的でしょうが、
決算スケジュールを作れば、相当な負荷になっていることは明白。

もしも間に合わせたいのであれば、会社の自己責任でやればいいですが、
監査人が入れば普通に何か見つかるわけで、
訂正必須の決算短信の出来上がりとなってくれるわけです。
もし仮に会社がメンツを優先して訂正を拒否するような事態になれば、
監査人のドタバタ劇などが起きるわけで、それもいかがなものか?

結局、30日開示が市場のためになっているのかということ。
原価計算のない会社とか、子会社のない会社とか、
海外拠点のない会社とか、そんなのばかりじゃないんですよ。

どうせ記事にするなら、無茶な決算スケジュールや、
適時性と正確性のトレードオフを分析してほしいところですが、
耳触りのよい「タイムリーディスクロージャー」
が前面に押し出されていて、気持ち悪かったです、実に。
「どこのソフト屋の提灯記事だよ」と。

<2008/12/8 9:00追記>

矢さんよりありがたいご指摘を受けたので、追加検討してみたところ。。。
非常に気になる部分がありました。

>>
また、連結子会社であるオックスキャピタル株式会社の短期借入金の残高の妥当性について十分な監査証拠を得ることが出来ず、連結計算書類に対する意見表明のための合理的な基礎を得ることができなかった。
>>

GCの問題のおかげで意見不表明になる可能性がある。
子会社の借入残高のおかげで不適正意見になる可能性がある。
今回のOXは実はダブルパンチだったということですか。

子会社の借入金については、負債の網羅性という部分ですから、
そりゃおざなりにはできませんわな。

よって、なぜ株主総会延会なのかという点を考えると、
・GCクリアしても監査意見が適正意見がでない可能性があるため
なのかなと思ってみたり。
後は、負債の網羅性を確保できるだけの監査手続が終わっていないなら、
・連結決算が十分に組めていない可能性があるため
なのかもしれません。

これ以上はちょっと読み取れないのですが、
可能性の話としては私レベルでは2つ挙げられるかなと。
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Comment

>>矢さん
おはようございます。ナイスご指摘ありがとうございます。
可能性としては「株主総会でなんとかならない」のかもしれません。
監査意見としても、今は意見不表明ですが、それをクリアしたとしても、今度は不適正意見という可能性がありますので。
それについては追記で対応させていただきました。

なんで株主総会延期したんでしょう。
借入に自信があるのか・・・

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