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ゼンテック・テクノロジー・ジャパン<4296>

2008/5/23
「平成20年3月期 決算短信」

それでは参りましょう。

P1
とりあえずは単純な前期比較としては、
連結経営成績の箇所について、
売上高が少々の上昇に対して、
営業利益と経常利益が爆発的な伸び。
直感的には、コストが低下していると感じるわけでして、
売上原価や販売管理費の中身の比較が必要だろうなと。

連結キャッシュ・フローの箇所については、
フリー・キャッシュ・フローが終わってる印象。
利益とのアンバランスさが際立ってます。
おかしい

来期の業績見通しについては、
売上高が思ったよりも増えない予定で、
最終利益は向上する予定と。
この後出てきますが、インド案件を織り込んでないご様子で、
投資家の期待を膨らませるという意味では、
むしろこちらのほうがうまいんだろうなと。

P3
WiMAXに関連しての期ズレ(実態はあるのか?)、
戦略的投資事業に関連しての期ズレ(利益出せるのか?)、
ホントに期ズレなのか?という懐疑心はあってもいいかと。

P4
実施予定の諸施策が面白いわけで、
・ 事業分野別、地域別でのビジネスモデルの見直しと最適化
・ 事業部門及びプロジェクト単位での採算性の検証による支払条件の改善、不採算部門及びプロジェクトの廃止、不稼動資産の圧縮、余剰人員の削減若しくは再配置
・ グループ構成会社の再編
向こう一年で実施するかどうか、
確認しながらいけばいいのではないかなと。
インドのビジネスモデルを見直したら笑います。

>>
一方、その他の海外市場におきましてはグローバルにOEM/ODMを展開するメーカへの販売が中心となり、「開発期間短縮」及び「量産フェーズへの早期移行」を可能にするソリューションの提供が有効であることから、グローバルチップメーカとの共同販売体制を構築し、グローバルチップメーカの顧客の開発負担を削減するべく受託サービス若しくはSDK(System Development Kits)を供給していくことにより、量産への早期移行と移行時の受注獲得に確実につなげることにより、デジタルテレビにおける当社ソフトウェア製品の市場占有率の増大を目指します。
>>
ただでさえ読みにくい文章ですが、
「ことにより」が2回続いていることにより、
カオスになってますねぇ。

>>
収益機会を補足してまいります。
>>
捕捉じゃないかなと思うんですが、
足りないものを補うという意味であれば、
あってるんだろうなぁと。

P5
>>
(注2) インド・プロジェクトにつきましては前述の通りコンシューマ市場向けの大規模なWiMAXブロードバンドサービスの提供としては世界初の試みとなることから商用サービス開始後も当面はシステムの安定稼動を優先させること、また上述したようなWiMAX規格策定の遅れから受信端末機器の本格投入の時期が依然流動的であることから、現時点におきましては連結業績予想に含めておりません。
>>
業績予想にインドは加味していないと書いております。
ということは実現の暁には、爆発的な伸びが?!
もしくは、大して金額的影響額がないために、
織り込むまでもないとか?
そもそも事業がn・・・

注目の資金調達については、
>>
④今後の資金調達について
当社は、今後営業キャッシュフロー黒字化を経営の最優先課題として前述の諸施策を実施していきますが、営業キャッシュフロー黒字化までの暫定対応として以下の諸施策実施に向け関係各社と調整しております。
1)国内外の事業会社との資本業務提携
2)金融投資家に対する第三者割当形式でのエクイティファイナンス
3)商品在庫・投資有価証券等の資産売却
>>
1と2は似たようなレベルの話なんだろうなぁと。
3があるべき姿でしょうが、できるのか?
有価証券は含み損も結構あるので、
キャッシュ化すると赤字が増える予感。

P12~ 連結貸借対照表
単に前期末と比較するだけでは意味がないわけで、
B/Sについては敢えて半期も検討に含めます。

・現金及び預金
 前期末  4,805,599千円
 当中間末 3,562,938千円
 当期末   596,080千円
どう見てもお金がない。。。

・受取手形及び売掛金
 前期末  5,601,300千円
 当中間末 7,022,823千円
 当期末  7,481,150千円
中間末からはあまり増減ないんです。
だから下期限定で言及するのであれば、
下期はここをあまりいじってはないと推測。
とはいえ4億増えてはいるんですけどね。
貸倒引当金云々については、
滞留せずに回転さえしているのであれば、
貸倒実績率の適用だけでOKになる予感?

・たな卸資産
 前期末   541,601千円
 当中間末  973,598千円
 当期末  1,687,762千円
今回あやしい箇所その1。
営業債権の4億増加よりも大きい。

・短期貸付金
 前期末  1,273,818千円
 当中間末 1,326,909千円
 当期末  1,149,775千円
短期の割には回収が。。。

・前渡金
 前期末  183,442千円
 当中間末 780,616千円
 当期末  413,011千円
グルグルに使われやすい勘定科目ですな。
中間よりは減ってます。

・のれん
 前期末   249,458千円
 当中間末  204.827千円
 当期末  1,376,794千円
?!
第3四半期でも184,344千円しかなかったのに。
バイ・デザイン・マーケティング㈱の連結によるもの?
でも、設立ですからのれんがでるわけないですよね。。。
となると㈱サクセスの取得によるものですか?
しかし後発事象に挙がっていて、
今回の連結子会社に含まれていないわけですし。
そもそも、50万株を307円取得したところで、
総額1億5千万程度ですから、説明がつかない。
というか、3月12日のサクセスに関するIRでは、
3月28日に子会社化すると書いてある割には、
取得が4月3日にずれていたり、
みなし取得日が5月末になっていたり。
私ごときでは理解不能状態なんです。。。
とりあえず個別のほうでも同額が計上されてますから、
連結範囲に関するものではないんでしょうね。
今回のあやしい箇所その2ですな。

・ソフトウェア
 前期末  2,180,923千円
 当中間末 1,721,796千円
 当期末  2,778,844千円
今回のあやしい箇所その3。
下期だけで10億以上増えるとか。。。
(5年の定額償却のため、下期純増分だけでも10億以上は堅い)

・ソフトウェア仮勘定
 前期末  1,381,573千円
 当中間末 2,035,512千円
 当期末  2,307,507千円
ここの減少については、ソフトウェアへの振替えか、
減損会計適用による減損ぐらいです。
そういう意味では増えてるのは謎。
償却不要であることを考えると、
外注費やソフトウェアよりもさらに性質が悪いですよ。
(いわんとするニュアンスを読み取ってもらえれば)

・投資有価証券
 前期末  5,989,977千円
 当中間末 6,455,578千円
 当期末  4,545,281千円
売りましたというか、
評価減したというか、
含み損がきついというか。。。

・短期借入金
 前期末  2,352,761千円
 当中間末 4,211,566千円
 当期末  8,040,188千円
・1年以内返済予定の長期借入金
 前期末  1,020,380千円
 当中間末 1,274,566千円
 当期末  1,899,345千円
・長期借入金
 前期末  2,783,467千円
 当中間末 2,150,461千円
 当期末   884,122千円
この会社の資金調達状況がよくわかる変遷です。
長期資金が調達できず、短期資金で回転させざるをえない状況。
UBSからの借入金のおかげで、短期借入金が一気に増加ですね。
固定負債の総資産に占める割合が4%まで落ちましたか。。。

・その他有価証券評価差額金
 前期末     7,386千円
 当中間末  △413,836千円
 当期末  △1,493,842千円
売却や減損している割には、
なぜか増えていく含み損。
第3四半期よりも増えてますよ?

・為替換算調整勘定
 前期末   652,824千円
 当中間末  620,628千円
 当期末  △56,718千円
第3四半期でも698,100千円あったんですが。。。

P12~ 連結損益計算書
営業外費用が爆発的に増えているのは確認。
原価率が良くなっている理由が知りたいですが、
内訳がないからなんともできません。

P20~ 連結キャッシュ・フロー計算書
見ての通りでございます。
営業キャッシュ・フローが黒字にならない原因は?
営業債権・たな卸資産・前渡金が御三家ですかね。

P22
たな卸資産の評価方法を改めて読んだわけですが、
原価法なんですよね、ココって。
低価法が強制適用になるタイミングが楽しみです。

P23
繰延資産は均等償却の会社なんですか。
即時費用化するのが多いと思いますけど。。。

P27
借入の残り枠が減ってきてますねぇ。

財務制限条項については、半期から目新しいところなし。

P32
有価証券注記を眺めていただきますと、
・含み損がある有価証券が7億程度あること
・時価評価していない有価証券が38億程度あること
が読み取れるわけでして。
どうするどうなる。

P34
セグメントの「消去又は全社」の箇所ですが、
資産と資本的支出の箇所の金額が大きいのが気になりました。
前期と比較すると、アレ?な感じがします。
理解しきれなかったので、とりあえず記載だけしておこうかなと。

P38
重要な後発事象ですが、のれんの箇所で指摘したとおりであります。
なんかわけわからん。

P39~ 個別財務諸表
連単比較をすればよくわかりますが、
・営業債権
・たな卸資産
の結構な部分が子会社に回っております。
しかしながら、
・のれん
・ソフトウェア+(仮勘定)
については親会社の部分が多い模様。

損益計算書からは売上原価の中で、
当期製品製造原価が半分になっていることは把握。

P45
外注費が激減してますなぁ。
そしてソフトウェア償却が増加しているという。
ご存知の通り、原価計算に織り込むことによって、
ソフトウェアの費用化は一部遅れるわけですよ。
たな卸資産が増加していることと併せて考えると、
いろいろ勘ぐってみたくはなるわけでして。


とまぁ、ざっと決算短信を眺めた感じではこんなところです。

のれんが理解できないなぁ。。。
第3四半期で存在していなかったわけですから、
1月~3月の間に本体のほうで発生しているわけですよね。
プレスリリースみても、合併したとか書いてないし。。。
もすこし考えてみます。
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