CPAAOB
2008/2/7
「KDA監査法人に対する検査結果に基づく勧告について」自分の立場では書きすぎると絶対怒られますので、
思いっきり自重してエントリーしておきます。
(取り上げないのも不自然ですから)
「著しく不当」という記載は見飽きましたので、
個々の項目についてコメントしてみます。
・社員の業務運営に対する意識が希薄
(この表現は相当キツイ表現)
・品質管理の担当部門が有効に機能していない
(監査水準という意味ではまずいんでしょうが具体性は不明)
・監査契約の新規の締結及び更新に当たり、契約締結の判断に重要な影響を及ぼす事項等に関する検討が十分に行われていないものがある
(
山口先生のところの記載が全てではなかろうかと)
・監査の基準に準拠していない監査手続がみられる
(リスクアプローチをしていない、というのはよくあることなので、それ以外の部分で存在したのかのほうが余程気になります)
個人的にはクインテットだと思っているんですよね。(何が)
その中の筆頭格であるのは間違いないでしょうが。
新規受嘱の箇所については、他のクインテットも危うい印象があるのですが、これ以上は発言自重!!!
会計ニュース・コレクターさんのところの、
>>
この監査法人はいろいろと話題になった会社も担当しているようですが、仮に、具体的な粉飾見逃しや見落としが検査で発見されたのであれば、その案件ごとにきちんと究明すべきでしょう。
>>
これについては、まったくもって同意であります。
大手法人に出している以上、
その他の法人は当然に出るのでしょうから、
「処分した/しない」による監査法人間の差別化は既に不可能です。
後は、その内容の違いを明確にしなければ、
「処分された=同レベル」というミスリードの可能性があり、
かえってよろしくない結果になることになるのではないでしょうか。
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