1/1の年始に今年の流行語予測をしたわけですが、
別に「ティンときた!」キーワードがありましたので、
そっちに変更したいなぁ、と思った次第でして。
「反市場勢力」これにします、やっぱり。
「反社会勢力」(「反社会的勢力」)
という単語は相当メジャーになった感があります。
会社法の内部統制決議のほうで織り込んでくれと、
昨年は当局のほうから要請があったぐらいですから。
一方の「反市場勢力」ですが、
ググったところではっきり言いまして、
そのものズバリのヒットはほとんどありません。
ipo119さんが昨年にエントリーされた、
「IPO審査における反市場的勢力排除!?」がヒットするぐらいですかね。
IPO審査における「要注意投資家」
といったニュアンスのご様子ですが。。。
どうせまだ定義が流動的でしょうから、
勝手に定義づけてしまおうかしらと。
端的に言ってしまえば、
「市場に仇なす輩」ということでよろしいんじゃないでしょうかね?
反社会勢力と同義という意味ではなく、
反社会勢力で市場を利用している場合には、
オーバーラップしているという関係で。
・株式売買等で事件を起こした人
・株式市場を荒らす投資家
という括りだけでは足りないでしょうね、
この言葉の持つ響きからしましたら。
反市場勢力は「投資家サイド」だけではないと考えます。
・ふざけたファイナンスをする会社(いわゆる株券印刷業)
・IPOとMBO(株式交換・TOB可)のあわせ技を使う会社
・そもそも適時開示できていない会社
・どーでもいいことを適時開示しすぎの会社
・決算がまともに組めていない会社
・グレーな会計処理で突っ走る会社
・インサイダー風味の会社
などなど
「会社サイド」は当然ながらはずせませんでしょ?
後は「取引所サイド」と「監査人サイド」も含む概念なんでしょうけど、
こちらは例示列挙するとシバかれそうなので自粛しておきます。
やっぱり
「市場に仇なす輩」というニュアンスで、
いくらかキレイな言葉にした感じですかね。
個人的に感じたことですが、
財務報告に係る内部統制の作業については、
「会社が反市場勢力にならないための仕組み作り」
そう感じたのですがどうでしょうか。
「上場会社の品格」という問題とあわせて、
なかなか興味深く感じた次第であります。
スポンサーサイト
市場では暴力団も投資しています。損した暴力団が落ち度のある人たちから金銭を奪い取ろうとするのは自然の流れ。弱肉強食のサバンナでは脅すのではなく、奪って埋められます。脅せば恐喝で挙げらるが、埋めてしまえばまずばれません。
コメントの投稿