2007/10/24
監査・保証実務委員会報告第82号
「
財務報告に係る内部統制の監査に関する実務上の取扱い」
その2 「P32 取引の開始、承認、記録、処理、報告を含め、取引の流れを把握し、」
記載が追加されております。
公開草案の段階では、
>>
取引の発生から集計、記帳といった会計処理の過程を理解する
>>
でしたので、詳細な記載になっております。
「会計処理の過程の理解」だけであったのが、
「取引の流れを把握」し「会計処理の過程の理解」と、
前段階を一つかましているわけです。
別段中身が変わったという印象はないんですけどね。
業務可視化の視点からしますと、
・取引の開始
・承認 (確認・押印など)
・記録 (入力・転記・記入など)
・処理 (計算・集計など)
・報告 (回付・回覧など)
という業務が明示されていればいいわけですから、
フロー記述の最低レベルを画してもらえたのではないかなと。
逆説的に考えるのであれば、
上記要件が具備される資料が存在するようであれば、
フロー新規作成は否定することもできるのではないかなと。
(監査人側に説明は必要でしょうけれども)
・取引の開始が明示されている
・4種類の業務種類が明示されている
・リスクが明示されている
・文書・データが明示されている
・行為者が明示されている
これらがクリアできるようであれば、
「取引の流れを把握」することはできるのではないでしょうかね。
(虚偽記載リスクの捉え方によっては、
フローに必ず紐付ける必要性はないのでしょうが。)
さて、ここで問題となってくるところでありますが、
「取引の開始」「取引の発生」時点の考え方なんですよね。
これについては「虚偽記載リスク」をどう捉えるのか、
ということとも密接に関連するものですから、
会社によって考え方が異なる部分と思われます。
「虚偽記載リスク」と「業務リスク」の狭間ともいえますので。
ただ、会社としてプロセスの始まりというか、
取引サイクルの始まりをどう考えるのかというところは、
監査人としては知っておきたいところであると思われます。
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