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アイフル<8515>

2009/5/12
「平成21年3月期 決算短信」

F/Sまででてくれば分析もできるというもの。
ええ、噂どおりのすごい決算ですよ。。。





あまりにもテクニカルすぎるので、
こいつもほっとけませんでした・・・
ああ、朝まで仕事してたのに、何してんだろ。。。


ぱっと見るとですね、

・黒字確保!
・営業CFすげぇ!

となるわけですが、
見かけに騙されちゃだめですぜ?


ポイント1

当期純利益42億円
社債消却益53億円

そうなんです、社債消却益のおかげで黒字になっているわけですよ。
社債額面600億円のものをですね、550億円で買い取れば利益になるというやつです。
社債の償還による支出656億円にですね、消却益53億円をぶつければ、
まぁ元の額面はわかりますわな。

ちなみに、野村のアレは違うご様子ですのでご留意を。
CF注記の非資金取引のところで転換700億円が書いてありますよね?

ということで、アイフルの前期の利益は財テクで作ったんだなぁと。


ポイント2

営業CFが黒字だからええやんけ!

といいたいところですが、営業貸付金が3000億円減ってるわけですよ。

つまりですね、鶏と卵の鶏をしばいて、つないでいる状態なんです。

この業界の営業CFの中身を考えるとわかりますが、

・営業利息の収入

がメインなんですけれども、現在はコレにですね、

・営業貸付金の減少
・過払金返還の支出

が加わって構成されているわけです。


で、前期の営業CF2405億円を踏まえたうえで、
貸付金の減少を振り返るとですね。。。
鶏しばかないと赤だったという現実があるわけですよ。

他の業界であれば固定資産や人などが鶏の役割をしますが、
この業界は金が鶏ですからねぇ。。。
金融関係では営業CFのプラスは、中身分析必須です。

だって、3000億円の貸付金が減るとですよ、
平均利率18%で計算するとして、
営業収益540億円の落ち込みになってしまいます。

ここ数年でどれだけアイフルが貸付残を減らしてきたか?
金貸しが貸付残を減らすトレンドに入ってしまったら、
固定費負担が重くなって、利益幅が縮みますがな。。。


ポイント3

貸金業の今のサイクル。

・負債側
>金融機関が貸し渋る
>社債権者が返せという
>過払金を返せといわれる

・資産側
>貸付金を回収する

・・・

負債側が騒げば騒ぐほど、
貸し出しは減らさざるを得ないという現状。
そして貸し出しを減らすとなると、
将来の営業収益が厳しくなるというサイクル。

・上限金利は引き下げられる
・金融機関は過払金の立替をするどころか貸し剥がす

この負の連鎖は、過払金をなんとかするしかないのでは?
業界全体でシュリンクサイクル入ってしまってます。

ちなみにこのサイクルの中で、
株主がどのような位置にあるのかは、
容易に推測されるわけですよ。

某N証券という社債権者の動きを思い出しましょう。
会社から回収できなければ、株主から回収すればいいじゃない。
んーーー シビアすぎる。

結果的に財テクとなった社債消却益にしてもですよ、
600億円貸し剥がされたのと同様ですからね。
(だって、18%で貸付したとするなら、
 1年で108億円の営業収益に化けますぜ?
 利ざや12%として、72億円ですもの。)


ポイント4

貸金業をとりまく負債の部の方々がシビアすぎます。

だって、財務CFを見てくださいよ。

3663億円の減少ですよ?

営業収益が3122億円。。。

収入全部をぶつけても取立てに追いついていないという状態です。

まさに借金地獄?

武富士の営業損失が営業収入を上回っているのも衝撃でしたが、
個人的にはアイフルのこれもかなりの衝撃です。
見た目黒字という読み方だけだと厳しい。

結果的に黒字予想ながら、前期比で年間5円減配予定ということに。
これについては賢明な判断ではないかと。
今はこの業界、外部流出させてる場合じゃないですもの。


ということで、株主的立場からしますとですね、
過払金の問題をなんとかして解決してもらわないと、
どうにもならないという印象。
金融機関に金貸すように行政指導するよりも、
よっぽど早いでしょうね、こっちのほうが。

でもクレサラ系の方々の生活もかかってるし、
イメージの問題もありますからねぇ。。。
やっぱりしんどいのかなぁ。
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アイフルの社債消却利益


消費者金融のアイフルが5月12日に2009年3月期の決算を発表しました。 日経 



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