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DATE: CATEGORY:会計ネタ
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>

2009/2/6
「平成21年3月期 第3四半期決算短信」

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⑤ 国際会計基準(IAS)第39号「金融商品:認識と測定」国際会計基準(IAS)第39号「金融商品:認識と測定」(平成20年10月13日改正 国際会計基準審議会。以下、「IAS 第39号」という)が改正され、平成20年7月1日より適用されることになったことに伴い、一部の12月決算在外子会社において平成20年7月1日に遡って適用し、従来、売買目的有価証券に区分していた一部の債券を満期保有目的の債券及びその他有価証券の区分に変更しております。
なお、この変更に伴い、従来のIAS 第39号によった場合と比較して、「経常利益」及び「税金等調整前四半期純利益」は、それぞれ11,306百万円増加しております。
>>
>>
⑥ その他有価証券に係る時価の算定方法
(追加情報)
従来、「有価証券」に含まれる変動利付国債は市場価格に基づく価額により評価を行っておりましたが、実務対応報告第25号「金融資産の時価の算定に関する実務上の取扱い」(平成20年10月28日 企業会計基準委員会)の公表を受けて、昨今の市場環境を踏まえた検討の結果、当第3四半期連結会計期間末において市場価格を時価とみなせない状態にあると考えられるため、合理的に算定された価額による評価を行っております。
この結果、市場価格に基づく価額による評価と比較して、「有価証券」が98,459百万円増加、「繰延税金資産」が33,254百万円減少、「その他有価証券評価差額金」が65,205百万円増加しております。
変動利付国債の合理的に算定された価額は、国債の利回り等から見積もった将来キャッシュ・フローを、同利回りに基づく割引率に、内包されるオプション価値及び過去の市場実績に基づいた流動性プレミアムを考慮して割り引くことにより算定しております。
また、従来、その他有価証券に含まれる証券化商品の内、企業向け貸出債権を裏付資産とした証券化商品の一部については、市場価格に準ずるものとして外部業者(ブローカー又は情報ベンダー)から入手する価格により評価を行っておりましたが、当第3四半期連結会計期間末より評価の精度を高めるため、自社における合理的な見積りに基づく合理的に算定された価額により評価を行っております。
この結果、外部業者から入手する価格に基づく価額による評価と比較して、「買入金銭債権」が184,243百万円増加、「有価証券」が3,968百万円増加、「繰延税金資産」が48,740百万円減少、「その他有価証券評価差額金」が95,441百万円増加し、「その他業務費用」が44,030百万円減少、「経常利益」及び「税金等調整前四半期純利益」が同額増加しております。
企業向け貸出債権を裏付資産とした証券化商品の合理的に算定された価額は、裏付資産を分析し、倒産確率、期限前償還率等を用いて将来キャッシュ・フローを見積り、過去の市場実績等に基づいた流動性プレミアムを加味した利回りにより割り引いた価格と、外部業者より入手した価格の双方を勘案して算出しております。
なお、その他の証券化商品については、同種商品間の価格比較、同一銘柄の価格推移時系列比較、市場公表指標との整合分析等、定期的な状況確認を踏まえ、外部業者から入手する価格に基づく価額を合理的に算定された価額としております。
>>




こういう大きな会社をウチが取り上げるのは珍しい。。。
ですが、今話題の会計処理ですから、スルーするわけにはいきませんでしょ。
いい事例としてチェックしておきましょうか。


⑤の会計処理については、IAS第39号をぶつけることによって、
有価証券の保有目的を動かしたという話。
これによる利益インパクトは約110億円。
つまり、保有目的変更によって、
P/Lインパクトが不要になったということですね。
(B/Sインパクトはしているわけですが)


⑥についてはなかなか複雑。

・変動利付国債
市場価格による評価から、合理的に算定された価額による評価へ。
合理的に算定された価額については、
「国債の利回り等から見積もった将来キャッシュ・フローを、同利回りに基づく割引率に、内包されるオプション価値及び過去の市場実績に基づいた流動性プレミアムを考慮して割り引くことにより算定」
とのこと。
国債の将来キャッシュ・フローの流列を、
流動性プレミアムを加味した利回りで割り引いたということで。

この結果、有価証券の評価が約1000億円増えてます。
市場価格でいますぐ売るとするならば、
約1000億円の損失が発生するわけですが、
売るつもりがないからB/S反映してませんよ、と。

・企業向け貸出債権を裏付資産とした証券化商品の一部
外部業者から入手する価格から、自社における合理的な見積りに基づく合理的に算定された価額へ。
合理的に算定された価額は、
「裏付資産を分析し、倒産確率、期限前償還率等を用いて将来キャッシュ・フローを見積り、過去の市場実績等に基づいた流動性プレミアムを加味した利回りにより割り引いた価格と、外部業者より入手した価格の双方を勘案して算出」
とのこと。
あれこれして見積もった将来キャッシュ・フローを、
流動性プレミアムを加味した利回りで割り引いた価格と、
外部業者より入手した価格が存在することにしてですね、
双方を勘案して算出したということですよ。

足して2で割ったか?
と思ってしまいますが、メガバンクですからさすがにそれはない、ハズ。

この結果、買入金銭債権が約1840億円、有価証券が約40億円、
それぞれ増えているということです。
P/Lインパクトとしては約440億円。

3Q時点でのMUFGの状況としては、
純資産 9兆1920億円
四半期純利益 △420億円

B/Sベースで見ると影響ないかなと思いつつ、
自己資本比率が大事だからなぁ。。。
P/Lベースでいうと、既に赤字だから関係ないか。。。

いやぁ、なかなかテクニカルなことになってます。
でも、OK出されているということで。。。


また、これとは別途話題になっていることとして、
「三菱UFJ、奇策で黒字 保有株の簿価変更で損失抑制」

簿価は取得原価のこととしてですね、
ふむふむ。。。
なにか過年度修正の開示がでているのかといえば、
特にそういった様子もなし。。。
ん~~~?
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