asahi.com
2008/2/14
「会話5分で企業の価値算定 逮捕の会計士 ICF事件」遅きに失した感はありますが、
ライブドアで悟ったはずだったんです、
日本においては大本営は信じまいと。
「公認会計士vs特捜検察」
でも感じたはずなんです、
国家権力は敵ではないが、
味方でもないことを。
今回の捜査において会計士を逮捕したこと、
その意義については時間をかけて考えていきます。
公認会計士というフリーランスを、
国家権力の管理下に置こうという、
そういう不気味な方向性を感じたりする私は異端なんでしょう。
CPAAOBが誕生したぐらいから、
そんな感じを受けているわけですが。
元オーナーへの質問が5分だったことを指摘してますが、
トップマネジメントヒアリングしているだけまだマシでしょ?
トップマネジメントの顔を見ないでDDを完結する、
そんな案件を聴いたことすらあるわけですが??
そんなにいうのであれば、
一般に公正妥当と認められるDDの基準でも作ってもらいましょうか。
恣意的に責任追及がなされるのであれば、
怖くて仕事なんかやってられませんわ。
>>
田中容疑者による算定前に、ICFの元幹部らが買収額を決めていたといい、買収の正当性を取り繕うためだけのずさんな調査だったと府警はみている。
>>
ディールに当たっては買収額の目処は決まっているわけで、
その正当性を消極的に保証するわけでしょ?
「明らかに不当とはいえない」
「それもありかもしれない」
というぐらいのニュアンスでしかないと理解しているわけですが。
DCFで唯一の解が出るという人とかいるのかしらん?
>>
田中容疑者が所属する港陽監査法人は、ICFが買収した計16社のうち、04年9月~05年に連続して8社の算定を担当した。
>>
この文章「半分もやってるよ!」と言いたいのかもしれないが、
個人的には「半分しかやってないよ!」な感覚。
おそらく一般の感覚からはズレているのでしょうが。
これはもういくつかの監査法人は、
いろいろ撤退しないといけなくなりますねぇ~~~~~
第三セクターのDDとか、不良債権処理のDDとか~~~~~
私の中で最大の問題と考えているのは、
こういう類の会社を上場させたままにしている、
そんな場を提供している存在なんですけども。根本的な原因をもっと批判したほうがいいですよ。
あやしげな会社の上場を認めて、
その上場を維持している時点で、
片棒を担いでいるリスクを認識したほうがいい。
ICFという企業がシロかクロかはおいておきますが、
あやしげな企業には関わるなと、そういう警告なんですかね?
しかしながら監査を要求する上場制度は存在しています。
そして、上場廃止にはなかなかならないという現実も存在するわけです。
DIがJICPAへ監査人がいないからなんとかしろと、
そんな要求をしたことがありましたが、
KDAへのCPAAOBの勧告などを考えると、
どうみても監査を取り巻く環境が荒れる、
そう考えざるを得ないです。
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